「今更ながら」魔術師心得
会員のきたきたさんによる記事です。
こんにちは、みなさん。 きたきたであります。 今日は、今更ながらですが、魔術師が守るべき心得を確認してゆきたいと思う次第であります。できれば、この心得が皆さんの修行のよき導き手になりますように・・・かくあれかし
1 魔術活動が社会生活の妨げになってはいけない
いまさらながらですが、魔術活動が忙しくて仕事ができないとか、学校の課題が出来ないなんて話になりません。魔術の基本は読み書き算盤です。普通のことが出来ない人間に、高等魔術を行うことは不可能です。
2 魔術を行うものは、いつでも魔術を捨てる覚悟を持たなければいけない
魔術を行っていると、過去のカルマや、前世の因縁、その他いろいろな状況から不快な経験をすることがあります。そのようなときは速やかに魔術を中止し、信頼できる上級者に相談しましょう! 状況によっては、魔術に関するものをすべて処分する必要が出てくることもあります。
3 魔術を行うものは、現実の足場を固めなければいけない
アストラル空間や魔術儀式でいかに奔放な体験をした魔術師でも、現実世界では自分のことを物理的に変えることは不可能です。自分の食い扶持は自分で稼ぎ、魔術活動は自分で稼いだお金で行いましょう。
間違っても、ママに魔術道具を買ってもらったり、アマゾンギフトを人から集めたりしないように! 最悪の魔術師です!
4 魔術を行うものの必須条件は、健全な精神、規則正しい生活、そして健康な肉体を持つことである
「えー」という声が聞こえてきそうですが、健全な精神、健全な肉体、規則正しい生活、この3つがそろってはじめて魔術師としての活動が可能です。古い本では、基本的にこの3つがそろっていれば並みの黒魔術など寄せ付けない強さが自然と備わってくると書かれていました。夜遅くまでネトゲはよろしくありません! メンタルのお薬を飲んでいる人は、症状が落ち着いてから魔術活動をしましょう!
5 よく笑い、よく学べ
何事も「フッ」とか笑ってニヒルにしているのは昨今の若い人の流行りでしょうが、魔術師たるものいつでもユーモア精神を持っていたいものです。同時にいつでも学べるものは魔術でも、現実社会のことでも真摯に学ぶ姿勢を持ちましょう、どんな達人も、普段から魔術も現実もアンテナを立てて、いろいろなことを学んでいるものです。
6 何事も盲信するな
真の魔術師たるもの、間違っても人の言ったことを盲信するものではありません、「クロウリーの本だから…」「フォーチューンがああいってるから」と言ってそれを鵜呑みにするのは非常によろしくありません。
過去の偉業は認めつつ、自ら学んでいく心の強さを持ちましょう!
7 可能な限り沈黙を守れ
魔術活動をしていることは、可能な限り沈黙を守ることが理想です。
「魔術を研究している」「私は魔女」といって私たちは社会的な信頼を得ることが出来るでしょうか?
恐らく人からいらぬ誤解を受け、いやな思いをすることになると思います。古くからの伝統である「沈黙は金である」という言葉を胸に刻んでおいてください。
以上が私の魔術師の7か条です、皆さんの修行の役に立つことをお祈りします。